うきうき日記

本命 今井翼と西川貴教と堂本光一なゆきこがタキツバと今井翼関連しばりで書いている繰り言の垂れ流し

楽曲と歌い手の相性について思っていること。

くれぐれも申し上げますが、ファンとファンではない人間とでは歌い手に対する情報量も思い入れも背景の読み込みも違うし、ピントのずれた感想になっている可能性が十分にあることを認識しています。
また、ファンであるなしに関わらず、私とは違う感性でもって、この歌い手と楽曲がベストマッチだと思う人が膨大にいるんだろうな、私の方が少数派なんだなと認識しています。
私はかの先輩方の、一番のヒット曲がけっこー大嫌いなんですよ。
世間一般に知れてるヒット曲はたくさんあるのに、一番の代表曲が何故にあの花屋の店先のあれなんだ。
曲中でどれもキレイだと歌われる花は「花屋の店先に並んだ」花。
空き地に咲いた名もなき雑草じゃない。
花屋の店先に並んでいる段階で、そのいろんな花は選別されているんだよ。
各種別の選別上位なんだから、きれいで当然だ。
「どれもみんな」と言うとき、それは花の種類の話だろ。
バラが、ユリが、ガーベラが、という「みんな」であって、虫が食った花びらでも、形がいびつでも、というみんなではない。
選別する側にいる人間が、される側の人間を眺めて、やれやれみんななんで争うのかな醜いねってうそぶく格差の構図を感じてけっこう大嫌い。
しかし、曲提供者が歌うといい曲だと思う。
曲提供者はなんせ、もてない男のポジティブ失恋(フラれる側)ソングの手練れだ。
まったく同じ詞を歌っても、彼は選別される側に身を置いている。
そしてしばしばはじかれている。
「みんな」きれいだと言うとき種別の視点しかなくても、規格にはまったきれいしか感知できなくても、彼は自分に返ってくるし(不相応な美人ばっかり目がいってフラれてるんだろ)、未熟で途上な人間のふと抱いた感慨として過剰な嫌味はない。
だから曲と歌い手の相性が非常に悪いと思っている。
ジャニーズのトップオブトップ、モテ男ヒエラルキー最上位に属する先輩方が「どの花もきれいだから目移りしても仕方ないよね」と歌ったら、お前10股してるうちの7番目だけど、他にもかわいい子いたらお持ち帰りしてるけど、それに不満ならバイバイねお前レベルの代わりいくらでもいるからって聞こえるが、
モテ男ヒエラルキー最下層(実際はそうではないと思うよあくまで曲世界の中の話、と念のため)の曲提供者が歌うと、高いレストラン三回奢ってその後音信不通でも、「ドンマイ!仕方ないよね次いこう!(あんなにきれいだからたくさんの人から愛されるから僕じゃなくても仕方ない!)」って聞こえる。
私は夜空のむこーの方が大好きだよ。あれは先輩方が歌うことでステキな曲だと思う。
この花屋の歌が第一の代表曲って、私の感性、世間様とそんなにズレとるんかいな?
他にないなら気にならないけど、他にもたくさんある中でこれだからなー。

と、長々ひとさまの代表曲にケチつけたのは、先日のうたコンで貴教が歌ったからです。
いや、出演歌手みんなで歌ったから一部だけだけど。
語れるぐらい嫌いでしかもよく歌われるから、好きな子が歌うとなるとどうなんだ?って気になるわけですが、貴教なかなかステキでした。
心にもないよーって顔して、「有り体に言って、俺、店先レベルの女相手にしてねぇから」「あーうんうん、みんなキレイキレイ(って言えばいいっしょ)(俺、関係ねーし)」ってメッセージを発して歌っていました。※感想は個人の主観です。
貴教大好き。

キンキキッズは、きんきーきっずふぉえーばーって歌うんですよ。
キンキさんは一般人に無関心で一線ひいてる自覚がある王侯貴族。
なのでそこにモヤモヤはない。
だから国民的アイドルじゃないんですけどね。

タキツバちゃんはねー、私はいろんな曲が歌えるふたりだと思っているんですよ。
技量の話じゃなく、メッセージというか、曲との相性の話。
まぁこれは、貴教とキンキが異様に狭いと言われるとそうかもしれない。
キンキさんの同窓会の歌とか、何故に彼等に歌わせる?って理解不能
思う以上のこと~とか、どの口が言う……とミスマッチ感が先に立ってどーにも。
貴教もなぁ。abs初期にひじょーに反発したのは、だって詞がダッセエんだもん(※本人作詞)。
でもね、クオリティ低いってことじゃないと思うんです。
奴に似合わないんだよ。
奴が歌うにはダサいの。
こわれそーなほどだきよせたらきみがふるえていた~♪
って。ぁあ?
小手先で仕事してんじゃねぇよ!と言いたくなった。
「大雑把でどうしようもない思いを愛だと思わせぶってゴメン」と歌える人間が歌うにはおキレイ過ぎんだよ。
てめぇ自分がなんかキレイな存在とでも思ってんの?
(ひでー)(愛だよ)(古参の貴教ファンは奴ヨゴレとして愛するところからスタートしてると思う)(キレイになったよなー……(感慨))
貴教は、酷薄さとか焦燥とか現実に対する諦めとかが浮いてないとなんか似合わない。
そのかわり、「一寸先は闇」「人生は宴」と歌ったときの説得力を貴教のレベルで発する歌手はそうそういない。
という濃ゆい二組と比べると、タキツバちゃんの間口の広さ。
キンキさんの曲で、何故にこれをキンキに……(理解不能)と思う曲、しかしタキツバならはまる!!と思う。
タキツバちゃんだったら同窓会で思わせ振りに「私、バツイチになっちゃった」と言ってくる女抱き締めても、アリ。
俺、君の期待を越えていくから、見てて!ってかわいらしく言っていても、うんうんそうやってひとつずつの積み重ねだよねって思う。
私がタキツバにマジで落ちたの、少倶楽プレミアムで太一くんピアノ演奏のバラードバージョンラブユーオンリー滝様が歌ったのなのよね。
ラブユーオンリーって、別に詞の世界がどうとかいう楽曲じゃないと思ってるんですよ。
甘いマスクのアイドルが、明るく爽やかにオンリーユー!って歌う曲でしよ?
いや繰り返すようにファンはね、色々読み込んで、繰り返し歌うことで本家は楽曲自体も成長していると思いますよ?
ただ、プレーンな、本人でもない人が歌う分には深みとか要求する曲じゃないとね、思ってるんですよ。
それが、滝様が「キスがしたいよ」「全部なにもかも独り占めして連れ去りたいよ」と歌ったとき、切なさに息を飲んで胸を打ったの。
すごい……って思った。
タキツバじゃねーじゃんて?うん、まぁ……。
だから私、歌は滝様が好きなの。
でも、冷血漢な翼と重なることで、そこに他者性が加わって世界が広がるのよね。
翼が重なることで、愛は愛そうと努力する姿勢だってメッセージが加わる。
タキツバねー、ぬるいラブソングをいろいろカバーしてみてほしかった。
まぁカバーは期待するほど良くならないのが通例ですけどね。